2009/07/08

夏が来る


このブログが始まった時、体感的にはまだ秋だった。
そろそろ冬支度を、なんて書いたハズ。
早いもので、もう夏である。
夏の主役というか、代名詞のようなものを見つけてしまった。
セミである。
セミと呼ぶには、まだ早いのか。
ひっくり返ってパタパタと足を動かしていたので、何かと思ったら、これだった。
一度通り過ぎたが、短い命を考えたら、起こしてあげようと思い、手を差し伸べようとした。
さすがに7年も修業した身である。
一人で起き上がった。
これから高い所に上って脱皮するのであろう。
いわば、大人と子供の中間。

見た目は十分すぎるほど大人なのに、心はこのセミとあまり変わらない。
大人と子供の中間。
自分が子供の頃、今の自分と同年代の大人たちは、しっかりした大人に見えた。
自分はどうなんだ?
たいしたことでもないのに腹をたて、ゴハンの大盛りがガマンできず、陶芸も同じ失敗を繰り返し・・。

夏が来たぞ。
あっという間に冬が来るぞ。

初めて通る道は長く感じる。
一度通った道は、短く感じる。
子供の頃の時間が長く感じるのは、ほとんどのことが初めてだから。
大人は、毎日ほぼ同じことを繰り返しているから、あっという間に過ぎていくのだそうだ。
だから、ちょっとだけ、変化を求めてみようかな。

は。

0 件のコメント: