2008/12/06

冬物語

昨年10月のことである。
健康診断で 『酒も飲まない、そんなに太ってない、なのに何年も肝機能障害が出ているのはおかしい。一度精密検査をしてもらってこい』と言われ、病院に行くことに。
免疫が過剰に反応しているだけだと思うから、安心するために調べてみて、ということだった。
はたして、病院に行くと、紹介状を見ながら医者が言う。
『今体重何キロ』
「75キロくらいです」
『二十歳の時は』
「67くらいだったかな」
『そうでしょうね。これは免疫じゃないね。体重が原因でしょうね。今運動してます?』
「たまにゴルフを」
『二十歳の頃は』
「隣の学校に来てまして、野球してました」
『その頃の感覚でごはん食べてるでしょう』
 にっこりとうなずく。
『大盛無料・オカワリ無料だと、喜んで注文してない?』
 もちろん。
『それがいけない! この10年早かったでしょ。次の10年はもっと早いよ。あっという間だよ。こんな生活続けてたら、10年後にどうなってると思う。今度は検査じゃなく、病気で来ることになっちゃうよ』
 はぁ? (・・?)
『お店は、あなたの体のことなんて気にしてないからね。あなたがまた来てくれればいいんだから。あなたが病気になろうが関係ない』
 ・・・ そうなの?
『きょうは、とりあえず血液検査をして、2週間後にまた来て。その時は、先に超音波検査をしてから、ここに来て』
 あまり実感がわかないので、帰りに学生時代に何度も行った店で、ホイコーロの大盛りを食ってやった。あの頃の感覚のまま。学生時代と言えば、フトコロがさみしいので、味よりも、量が優先する。この店も、当然量の店だ。
 2週間後に、どうなってしまうのか・・・。

この先、長くなってしまうので、次回に続く。

 は。

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