2010/05/31

るーしー・りー

超ローアングルで撮った国立新美術館。
ここで開催されているルーシー・リー展に行ってきた。
今月は大赤字のため、地下鉄代を浮かそうと、
信濃町から乃木坂まで30分程度歩く。
往復数百円だけど、これが後々効いてくる。
前々から気になっていた花器の形、
いったいどうやって作ったのか?
ルーシー・リーの製作技法という講演が、この日の2時からあるので、
一通り観て、その講演に出ようと思い、昼前に到着。
1時30分開演で、定員は先着250名だから、
まず満席になることもないだろうとたかをくくり、
15分前に行けばいいだろう、と時計を見ながら観て回った。

一生懸命メモを取りまくっていたら、
学芸員の人に、館内ではこのエンピツを使ってください、
と渡される程、目立ってしまっていたのか、夢中でメモを取っていた。
出口まで来ると、丁度1時30分で、講演の開場時間。

よくあることだが、出口はミュージアムショップに直結。
一番最初に目に入ってくる分厚い図録を手に取る。
今までどんな展覧会に行っても、
図録なんて買うどころか、手に取ることもなかったので、
それだけ何かを感じたのだと思う。
エンピツのメモだけだと心もとない。
図録のカラー写真はかなり参考になる。
欲しいけど、スゲー高いだろうなぁ、今月赤字だしなぁ、
2500円?
丸一つ足りないんじゃないの?
だから、図録を持っていた人が会場にたくさんいたのか。
買いだ。
大赤字? 知らん。
今しかない。
とレジに並ぶ。
レジがずいぶんとゆっくりしている。
講演には間に合うだろうと、のんびり待ち、
会計を済ませて、3階の講演会場に向かう。

会場に着いたが、何かヘンだ。
トビラの前に学芸員らしき人が二人立ち、
4、5人の人と話している。
手を広げて、押し止めるような仕草。
すでに満席、立ち見もいて、場内はキケンな状態だという。
まだ1時40分。
甘かった。
レジに並ばなければ、
大赤字なんだから、あきらめればよかったのだ。
そもそも認識が甘い!

トボトボと信濃町まで歩く。
図録の重みを肩にズッシリと感じながら。

今後は影響受けまくりかもしれない。

は。

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