2009/08/29

自然の厳しさ



昨晩、地中から這い出してきた蝉の幼生を発見しました。5年、6年と地中で過ごしやっと這い出して来たところが、たまたま人通りのある悪い場所だったこともあり、木の幹に近いところへ移動させてやりました。 数十分かけて1m50cm程度の所まで昇っていき、どうやら羽化する場所を決めた様なので、早速撮影開始。 背中の殻が割れて、成虫になろうと一生懸命体を揺さぶりながら、少しずつ少しずつ出ようとがんばっていました。
ところが! 昨夜は風が少しだけ強かったため、幹から落っこちてしまったのです・・・・・(>_<)
いくら重量は無いとはいえ、自分の体の何十倍の高さから落ちてしまったわけですからそのショックときたら想像もつきませんよね・・
その後、しばらく自動撮影を続けながら見守っていたのですが、一晩中付きそう訳にもいかずカメラを同伴させておきました。

そして翌朝・・・・・こいつはやはり昨夜と同じ状態のまま・・・・日の光を浴びてしまい体が乾燥しきって居る様でもあり、蟻たちに囲まれてしまっておりました・・・・かわいそうに・・・(T_T)

同じ木の幹や葉には、先達の抜け殻がたくさん鈴なりに付いているのに・・・都会の中の小さな緑を自然と呼ぶべきかどうかは別にして、自然とは、かくも厳しいものかと、改めて思ってしまう出来事でございました。 

言葉や態度で、自分の危機を知らせることのできる人間は、幸せ者ですよ。 ほんとに・・・

たけ

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

綺麗なヒスイ色・・・
つくつくぼうしでしょうか?
ほんとにセミヌードになってしまって・・・
残念・・・

nog.nog