2009/08/02

黒いヤツ

おそらく、地球上で一番キライである。
最近は、見つけたらゴキジェットをかける。
秒殺できるので、これが一番強力な気がする。
外で見つけても、後々のことを考え、踏ん付けるか、ゴキジェットである。
飛びかかってくることもあるので、倒す時に、こっちの腰が引けてたりする。
家のなかで発見したら、排除するまで眠らない。
徹底的に戦う。
勝利の後も、厚めの広告の端を持ち、反対の端に乗せ、外に出す。
この時も腰が引けている。死んだフリをしていて、逆襲してくるんじゃないか、と秘かにビビッテいる。

地球上に人類が出現する前から存在するので、向こうからすれば、人類の方が新参モノのはず。
なのに、人類の方がデカイ顔をし、姿を見られようものなら、叩かれたり、殺虫剤をまかれたりするので、最大の敵だと思われているかもしれない。
しかし、これだけ殺されているのに、一向に絶滅する気配がないのはナゼか?
おそらく、姿を見たら、ほとんどの人が殺意を抱くハズ。
助けてあげよう、などとは思わない。
仮に絶滅危惧種に指定されても、ゴキジェットをかけて、トドメをさすだろう。
とてもじゃないが、共存する気にはなれない。

その厄介モノの習性に、ふと疑問が生じた。
絶命する時、どうしてワザワザひっくり返るのか?
今朝、玄関で一匹ひっくり返っていた。
普通の体勢だったら、迷わずゴキジェットである。
家のなかで踏んだり、叩いたりするのはイヤだ。
ドアを開けて蹴り出そうとしたら、足を動かしていた。
まだ、虫の息のようだ。
例えそんな状態でも、絶対に情けはかけない、容赦もしない。
そこではない。
なんでワザワザひっくり返るのか?
苦しくて、もがいて、ひっくり返り、元に戻る体力も残っておらず、そうなってしまうのか。
やつらの考えていることは、全く理解できない。
だから怖いのだ。

は。

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