2009/05/19

陶芸の『芸』

陶芸というくらいだから、何か『芸』がないといけないのでは?
という不安というか、悩みというか、何と表現したらいいのかわからないものに、しばらくとりつかれている。
いったい『芸』とはナニモノなのか?
大きくは芸能であったり、芸術であったり、小さくなると話芸やかくし芸など、〇〇芸という使われ方をする。

土曜の夜、テレビを見ていたら、ヒントの糸口が見つかったような気がした。
歌手デビューを目指そうという内容で、ボイストレーナーのレッスンを受けていた。
その中でトレーナーの発した言葉。
「うまい人の真似してるだけ」
「何を表現したいの?」
「感情が入ってない」
そのまんま自分に言われているような気がした。
「感情むき出しで議論したことがある? それぐらいしなければ、相手には伝わらない。うまいだけじゃダメ。相手の心に何かを残さなければ」
相手の感情、心に響く何か。
それこそが『芸』なのではないか。
お笑い芸人だって、楽という感情に響いたから笑わせることができるのだし、
映画や小説も、喜や哀に共感できるから、泣いたり笑ったりするのではないか?

はたして、自分は感情を表現できているだろうか?
何を伝えたいのか自分でわかっているのか。
今日まで作りたいものを作ってきた。
そこに感情こめて作ってはいるが、その感情が表現できているのか?
すげぇ難しい。
一個や二個ではできそうもない。

は。

0 件のコメント: