2009/03/25

めいろ?

陶芸ってのは、奥が深い。
進めば進むほど、広がっていくような気がする。
そのかわり、入り口は極端に狭い。
入り口へと続く門は、とてつもなく大きくて、どんなモノでも受け入れてしまうのに、入り口のトビラは狭くて、この上なく重い。
興味を持って、トビラに手をかけたら、想像通りなのか、想像以上だったのか、面白くて、楽しくて、トビラにかけた手にさらに力を加える。
少し開いても、トビラは重くて、手を離すと自然と閉じてしまう。
完全に開くまで、トビラを開けなければいけない。
完全に開いてしまえば、自ら閉じない限り、勝手に閉まることはない。
一人だけの力で開くこともあるが、時には誰かの力も必要になる。
もちろん、最初にトビラに手をかける時は、手を携えてくれる人が必要だ。
トビラの中には、平坦な道はない。
行く手を阻むモノも存在する。
今のところ、ワナなどは見当たらない。
迷路のような険しい道なのに、どうして進んで行くのか、理由がわからない。
理由など、もうどうでもよくなっている。
もう後戻りはできないトコまで来ちゃったから。

もしかしたら、自分が造るモノは、陶芸と呼べる代物ではないかのかもしれない。
はたして、自分が生み出したモノに、『芸』があるのだろうか、と考えてしまう。
いま、『芸』に光が見えた。

は。

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