2009/03/10

異国への玄関?

今まではブレーキに足を乗せたまま書いてきたが、そろそろ試運転は終わりにし、アクセル全開でいこうと思う。

東京ドームを舞台に野球のWBC一次リーグが行われた。
アメリカで開催される次の段階に進むためには、ここを勝ち抜かなければならない。
ということで、かなり盛り上がっているようだが、なぜだか、自分は盛り上がってこない。
なぁんでか?

今よりずっと世間が大らかだったころ、テレビはもっと面白かった。
こないだ某テレビ局が開局50周年記念の番組を放送していたが、その中で懐かしのどっきりカメラをやっていた。
防波堤にニセの手摺りをつけて、ターゲットを寄り掛からせると、手摺りが壊れて海に落ちてしまったり、
トイレで用をたしていると、いきなり壁が倒れてしまって、その前で女子学生が弁当を広げているから、トイレの男性が慌てたり、動じなかったり、
逃げ場のない細い坂道で、上から大きな玉が落ちてきて、慌てて逃げたり、
八百屋のおばあちゃんが配達に行っている間に、店を八百屋から魚屋に変えてしまい、帰ってきたおばあちゃんがびっくりして、どうしていいかわからなくなる、
ここで、どっきりカメラの看板を持ったあの人が現われると、だまされた人もそれと気付く。
その時の、ほっとした笑顔が何とも言えず、見ているこっちもほっとした。

同じように、今やらなくなったのか、できなくなったのか、ザ・ガマンという番組があった。
六大学の学生が、どれだけガマンできるのか競争するのだ。
見ている側は、からくりがわかっているから、キケンも何もないことを知っているが、出ている側はビクビクしながら逃げ出したりする。
それが面白くて見ていた。
さらに、この番組に出たくて、六大学へと思ったが、受験よりもずっと前に、この番組は終わっていた。

大人になったら出たい番組がもう一つあった。
ウルトラクイズである。
ニューヨークに行きたいけれど、罰ゲームが楽しそうで。
やりたくても、やらせてくれないようなこともあったから、やったら面白いんじゃないかと、大人になった今思う。
これも、出られるような状態になった時には終わっていた。
しかし、15年くらい前に一度だけ復活した。
当然出た。
が、東京ドームの一問目で間違えた。
ウルトラクイズに参加する人は、東京ドームに入るためにパスポートを見せなければならない。
今までの人生で、パスポートを使ったのは、これ一回きりだ。
東京ドームは言わば異国への玄関。
ここで敗れた者は、海外には行けない。

もっと大らかになれば、毎日が少し楽しくなると思うんだけど。


は。

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