2009/01/18

たまには陶芸でも。

学生の時、今ではその面影もないが、野球部だった。
もう、やろうという気にはならない。打つのはいいが、打つだけだ。ランナーになりたくない。もちろん、守るのもイヤだ。
ダッシュしたくないのである。できない、と言った方が正しい。
でも、球が飛んでくると、身体が勝手に反応して、走ってしまう。
だから、あとが怖くて、やりたくないというか、やろうという気にならないのである。筋肉がついてきてくれると思わない。

20歳前後で野球部だった頃、どういう訳か、自分のユニホームは汚れた。
甲子園常連校出身の先輩は、ほとんどキレイなままだ。
同じ守備位置で同じ練習をしているにも関わらず、である。
自分が人一倍練習していた、というのでもない。
この差は何なのか?
技術の差は、ココに現れるのか?
だが、年を重ね、自分も上級生になると汚れなくなった。


陶芸を始めた時、また一年が過ぎ、電気のロクロの前に座った時も、同じ現象が起こった。
なぜか、ドロだらけになる。あっちもこっちも。触っていないハズの所にも、土がついている。
ロクロの時は、特にそうだ。
だが、先生はキレイなままだ。元々ついていた乾いた土の跡しかない。
やはり、技術の差はココに現れるのか。
後は、片付けるスピードだ。
先生やベテランの方々は、とても速い。
観察していても、謎は解けない。

陶芸の方も、続けるうちに汚れなくなったし、後片付けも速くなった。
確かに、指導の賜物で、初めよりも技術はあがった。
続けていくうちに、なんとなくではあるが、その謎が解けてきた。
どうやら、陶芸そのものの技術ではなかったらしい。
ムダな動きをしなくなったようだ。「慣れ」か?

焼き上がったモノは、色々な意味で、まだムダが多い。
ここが、大きな壁のような気がする。

たまには陶芸の話もするんですよ。

は。

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