2008/12/20

「ちりとてちん」

今年3月まで放送していたNHK朝の連続テレビ小説、いわゆる「朝ドラ」である。
このドラマのために、他のドラマが見られなくなった。
放送していた半年の間に、30回以上泣かされた。
終わった後も、全部録画していたので、幾度となく見て、また泣いた。このドラマで、何度泣いたかわからない。何度見ても泣けてしまう、
それで、他のドラマを見る気になれなくなってしまったのである。
過剰な期待をしてしまうのだ。
でも、この「ちりとてちん」、過去最低の視聴率を記録したのにも関わらず、DVDの売上は、伝説の「おしん」を抜いて、過去最高を記録してみたり、放送終了後1ヵ月で、朝ドラ史上初のスピンオフドラマをやってみたりと、とにかく反響がものすごく多かったらしい。自分も、反響を寄せた一人だ。
そんなわけで、年末の興味は、紅白で五木ひろしが何を歌うのか? だけであった。
ドラマの中で本人役で登場する五木ひろしが、幾度となく歌った「ふるさと」という歌を、紅白で歌うのか? そして、その応援に出演者たちがかけつけてくれるんじゃないか、と淡い期待を抱いていた。
昨日、曲が発表された。紅白は、見ないだろう。

ガッカリしながら、今朝NHKのニュースを見て、そのまま朝ドラに移っていった。
「だんだん」である。
ちょこちょこ見たので、何となく雰囲気はわかっている。ただ、「ちりとてちん」のために、しっかり見る気にはなれなかった。
ところが、である。
朝ドラ2回目の主演となる「マナカナ」が、赤いスイートピーをデュエットしていた。
さすが双子である。
見ておけば良かった、と後悔すると同時に、
名前も聞いたことがない、
今年はたいしたヒット曲もない、
一部の人しか知らないような、
訳のわからない歌手を出すよりも、
この二人の「しじみ汁」を紅白に出す方が、視聴率は上がるんじゃなかろうか?
すくなくとも、自分は見る。

はぁ、最初から見ておけばよかった。その前のがなく、「ちりとてちん」の後、いきなり「だんだん」だったら、きっと見てたのに。

は。

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